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2023年12月06日

「LE PONT DE CIEL(ルポンドシェル)その1」 大阪・淀屋橋・フランス料理

昨年末北浜から淀屋橋に移転をした
フランス料理店「LE PONT DE CIEL(ルポンドシェル)」
地階にあるレストラン。

カウンターと個室に分かれるが、この日はカウンター。
カウンターといってもたっぷり空間のゆとりがある。
おまけに厨房内には薪火の調理器具が設置されている。
これをみただけでも料理にかける思いの深さを感じる。

L字型のカウンター。
この日は2人が2組、3人が2組、ちょうどいいバランスであった。

小さなお口始めが3種類

小さな木のスプーンから時計回りに
 カリンのジュースをゼリー状に固めたもの
 アボカドのフリット
 さつまいもとリコッタチーズ
 食パンの耳をクッキー状に、中にはペコロス
 水タコ 新生姜 まこも茸
 ほうぼうのフリット

仕事の緻密さと味わいの見事なバランス。

 

ストーブに入った発酵されたパン種

15分間オーブンで焼くとのこと。

 

2種目
葉鰹

そこにはドライトマト、キャビア、フィンガーライムなど。
スティックセニョールの火入れが見事で口の中で一瞬に消え去り、余韻が残る。
ビネグレットの風味も心地が良い。

 

3種目
野菜と果実のサラダ

20種類を遥かに超える野菜と果実。
泡はオリーブオイル風味
ラズベリーのソース、オリーブオイルに卵黄とマスタードのソース
ロメインレタスのピュレ。

 

ナイフを入れると大きなクルトンが現れ、
それも崩し、混ぜ合わせ食べる。

種々の味わい、味の強弱、酸味と甘味の構成など食べるのが楽しくなるサラダである。

 

松葉蟹のリエット
カリフラワーのエスプーマと小蕪

松葉蟹の凝縮感、野菜とのマッチングなど、考え抜かれた一品だと思う。
季節感もしっかり楽しむことができる。

 

焼き上がったパンは熱々

香りともっちり感がたまらない。

 

フォアグラのソーテルヌ風味
無花果のチャツネ ピオーネとシャインマスカット

フォアグラのねっとり感、ソーテルヌの甘さ、口の中で溶けてゆく速度と鼻から抜けてゆく余韻などうっとりの連続であった。
プラムのソースなどフランス料理の王道でありながら、時代の流れを感じるのであった。

 

帆立貝のスナッケ 菊芋のヴルーテとポロ葱

この季節は帆立貝である。
軽いというか極々浅い火入れで帆立貝は甘味を増す。
まさに保水の大切さを感じる。
泡はポロ葱 ソースはブイヨンにポロ葱のエキスが加わる。
アルバ産の白トリュフも香りを添える。

 

 

以降の料理は明日に続く。

 

 

「LE PONT DE CIEL(ルポンドシェル)」
大阪市中央区北浜3-5-29 日本生命淀屋橋ビルB1F
06-6233-5005

 

 

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投稿者 geode : 10:00