« | メイン | »

2024年05月13日

「木乃婦」 京都・新町高辻・日本料理

ロティスール協会という組織がある。
料理人と食べ手が手を繋ぎ、食の世界を盛り上げようというもの。
フランスに本部があり、僕は関西の支部に属する。

その例会が、京都の「木乃婦」で開催された。
この日のテーマは「郷土料理」であった。


 

京料理は、京都の郷土料理かと議論になることもある。
この日は、主人の高橋拓児さんが開発に関わった日本のワインとのマリアージュであった。

 

先寸
竹の子田楽 蛍烏賊

季節の賜物、木の芽味噌の風味が生きる
蛍烏賊の唐揚げは凝縮感あり。

 

御造里
鯛、白子、あしらい一式

土佐酢のジュレがかかり、その酸味と味わい
白子のコクなどが渾然一体となり 新たな造里の世界を垣間見る。

 

御椀
油目 竹の子 木の芽

竹の子のほのかな甘味とほろ苦さ
油目のうまみをつなぐ木の芽
春を告げるというか満喫する一品。

 

中皿
雲丹 鮑 花穂

木乃婦の定番というか十八番の献立
味の重ね方が秀逸。
それはバランスの良さとそれぞれの素材の活かし方を知る結果。

 

鍋物
ふかひれ胡麻豆腐
金華スープ
露生姜

これもまた木乃婦を象徴する献立
胡麻豆腐を加えることで和の世界となる。
何度食べても楽しめる。

 

御飯
鱒炭火焼 生姜御飯

生姜ご飯があり鱒が一層引き立つ
シンプルかつ上品な御飯。

 

留椀
赤出汁仕立て(画像なし)

 

香の物
西瓜奈良漬 昆布佃煮

 

水物
日向夏 ココナッツアイス

 

 

ピントがピシリとあった組み立て
流石というコースであった。

 

 

「木乃婦」
京都府京都市下京区新町通 仏光寺下ル岩戸山町416
075-352-0001

 

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====

森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
森 義文(part1) – YouTube

兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube

堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
堀木 エリ子(part 1) – YouTube

西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
西田 稔(part 1) – YouTube
======協力:株式会社マイコンシェルジュ

投稿者 geode : 10:00