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2024年06月14日
「bb9」 神戸・元町・スペイン料理
かつて「ヌーダ」と呼ばれていたスペイン料理店が
「bb9」と店名も内装も変え、初めての訪問である。
この日は「サカエヤ」の新保さんが肉を用意した宴である。
厨房は薪に火をつける窯と熾火で調理する台がある。
自家製のパンにジャージー牛のスモークバター
そこにイタリア産サマートリュフ
確かにスモークの香りとバターのコク
そこにサマートリュフの蠱惑的な香りがプラス。
料理に向かう気持ちがむっくり起きあがる。
五島列島のイサキ
熾火で火入れ マイクロバーブで食べる
イサキを中心部まであたためるという印象。
焼きたてのパン
優しい食感と味わい。
キャビア
これも熾火で温めている。温かいキャビア。
かつてスペインの「エチュバリ」で食べた時に衝撃を覚えたメニュー。
その再現である。
この時期ならではの「涙豆」
さやを炊いたスープで食べる。
ほのかな甘さから、どんどん甘味が膨らむ。
ここから肉に移る
走る豚
食感はやや硬いが、甘味が弾ける。
ブラウンスイス
表面のカリッとした感触
筋肉質な味わい、という感じを受けた。
北のあか牛
しなやかな歯触りから生まれる味わい
風味が独自の世界を作っている感じがした。
ジビーフ
弾力ある食感 表面のサクッと感
舌を包み込むような味わいがある。
それぞれ塩の打ち方、どの部分を食べるかで印象は違ったかもしれない。
高知の堀田さんのトマトソース
オリーブオイルが媒体となってふくよかな甘味を生み出す。
締めのパスタは安心感を覚える。
デザートは
スモークミルクアイス
これには気持ちが喜ぶ。
久しぶりに伺ったが、店内の印象、料理の感動も変わっていた。
以前は店のかなり前から薪を焼く煙の匂いがしていたが、
今回はそれが全くなくなっていた。
進化なのだろうが、ちょっぴり寂しいところもある。
近隣住民のことを考えれば、今回の方がはるかに周りに優しいレストランだ。
「bb9」
神戸市中央区元町通3-14-5
050-3186-4889
YouTubeチャンネル「Round Table」=====
森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
森 義文(part1) – YouTube
兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube
堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
堀木 エリ子(part 1) – YouTube
西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
西田 稔(part 1) – YouTube
======協力:株式会社マイコンシェルジュ
投稿者 geode : 10:00