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2024年07月22日

「青蓮院門跡前 月おか」 京都・粟田口・日本料理

北海道からの料理人と一緒であった。
カウンターは、我々以外、海外の方。


 

始まりは梶の葉と笹があしらわれる。

7月七夕にちなんで、である。

 

小さな器に入ったのは笹カレイの一夜干しと胡瓜

笹巻き寿司は鱧の身とご飯を混ぜた中身
万願寺唐辛子は帆立のすり身を射込む
トウモロコシの天ぷら
タニシ
滋賀の下田茄子は三度豆とで祇園祭の鉾をイメージ
オクラには醍醐(日本のチーズ)
季節感たっぷりの前菜
これで亭主の気持ちが判る。

 

鹿児島県の経産牛

サカエヤの手当だ。

 

赤い白味噌の椀

ズッキーニ 黄色のパプリカ ジャガイモ
赤トウモロコシ
思わずうまいと唸ってしまった。

 

鮎 二尾

手前が美山の天然
奥が飼育された鮎
それぞれの特徴があり、好みが分かれるところ。

 

造りは
明石のカレイ
大間の雲丹

どちらも濃密な味わい。

 

とり貝

噛むと甘味が滲み出る。
季節の賜物である。

 

煮物椀

明石の鱧 見事な骨切り
じゅんさい やぶ甘草
すきっとした出汁が麗しい。

 

鹿児島の経産牛

ヤングコーン、ピーナッツもやしなど
経産牛は噛むほどに味が濃厚になり、香りも深くなる。

 

スッポンの出汁で味わう冷たい十割蕎麦

気持ちも胃袋もリセット。

 

八幡巻

新子の鰻に新牛蒡
下には賀茂茄子のピュレ
上には賀茂茄子の皮のフライ
バランスが見事。新たな八幡巻の楽しみ。

 

煮え花のご飯

そこにトウモロコシと小浜の鮑
贅沢なご飯の始まり。

 

白ごはんにへしこ

 

鰻ご飯

これがさっぱりというのが素晴らしい。

 

マクワウリの上に
バジルと豆腐のアイスクリーム

素敵なデザート。

 

冷たい番茶

 

ブラウニーを使ったお菓子

 

抹茶で締める。

 

 

海と山と里、そして季節を見事に融合した料理である。
他では体験できないコースだ。

 

 

「青蓮院門跡前 月おか」
京都市東山区粟田口三条坊町16-2
050-3177-8780

 

 

【NEW】
Web連載「あまから手帖online」=====
門上武司の「今月の一軒!」

畑作りから始まる、大分・湯布院のオーベルジュ『ENOWA YUFUIN』。
静岡『FUJI』で唸った、料理人と魚屋の関係。

 

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====

森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
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兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube

堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
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西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
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======協力:株式会社マイコンシェルジュ

投稿者 geode : 10:00