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2024年08月28日

「大國屋鰻兵衛」 京都・堺町錦上る・鰻

鰻の蒲焼のみの店。
錦小路、川魚専門店「大國屋」がある。
ここの大将は古希を記念に独立を果たし、鰻の蒲焼を食べられる店を作った。

客の顔を見てからご飯を炊き、鰻を焼き始める。
したがって約30分ほどは待つことになる。
店内には書道家の甲斐玲子さんの文字、存在感がある。

 

白焼が登場。

しっかり焼き込まれ、皮目のパリッと感がうれしい。

 

しばらくして鰻が焼き上がってきた。

関西風の直焼きである。
香りが鼻腔を刺激する。

 

白ごはんが炊き上がる。

つぶ立ちのいい感じと甘い香りがやってくる。

 

炊き立ての白ごはんと鰻

この相性は、まさに歯車がぴたりとあったように、
双方の味わいを引き立てるのだ。
鰻をたべ、香りとコクを楽しんだ後に白ごはん。
また一緒に食べる。
やや感動が異なる。
どちらも胃袋は反応する。

 

土鍋にご飯が残る
おこげもある。

 

それをこそげて鰻茶漬けにする。

濃厚な鰻のぶぶ茶漬けは格別
これを締めにする喜びを感じながら店を去る。

 

 

シンプル故、素材の選択、焼きの技術が凄さを物語る。

 

 

「大國屋鰻兵衛」
京都市中京区堺町通錦小路上ル539
075-221-0648

 

 

【NEW】
Web連載「あまから手帖online」=====
門上武司の「今月の一軒!」

畑作りから始まる、大分・湯布院のオーベルジュ『ENOWA YUFUIN』。
静岡『FUJI』で唸った、料理人と魚屋の関係。

 

 

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======協力:株式会社マイコンシェルジュ

投稿者 geode : 10:00