« | メイン | »

2024年11月13日

「御影ジュエンヌ」 神戸・御影・フランス料理

堂々たるフランス料理店である。
カウンター席。


 

お迎えは赤ピーマンのムース

定番。赤ピーマンのムースとトマトのクーリー。
バランスが絶妙だ。
うっとりしてしまう。

 

北海道産秋刀魚の燻製のカナッペ

視覚的にも美しい。
秋刀魚の肝のソース、酸味のあるラビコットソースの存在はこの料理のポイントだと思った。
酸味が秋刀魚の味わいを深めていた。

 

青森大間の天然本鮪
そばの実のサラダ仕立て

上に乗る山葵は辛さより香り。
そばの実のプチプチという食感は、噛むことを要求
それによって一体感が深まる。

 

淡路沼島産名残の鱧のベニエ 白ごまソース

鱧のベニエには麦豚の生ハム
ここでは白ごまソースの酸味があってこそ成立する。
鱧、生ハムという強いうまみをこのソースがまとめる。

 

バターナッツのヴルーテ

バターナッツと水だけ
その甘美な味わいに驚愕。
熱々ミルクの泡と味わいは変化する。

 

月光ゆり根のリゾット

まず月光のソテー、甘味が上層的だ。
フォンブランで仕上げたリゾットに気持ちが緩む

 

秋色の畑

こちらのスペシャリテ
食材の温度帯、食感、そしてソースと出会った時の
トキメキなど。
同じアプローチだが感動は続く。

 

明石の鯛

皮目はパリッと香ばしさ
焼きナスと貝類のソースの酸味

 

青リンゴのグラニテ

シャキッと フラットに。

 

岩手産鴨のロースト

鴨の肌理の細かい歯触りに嬉しくなり
歯を入れて行くごとに広がる香りと味
野性の胡椒が風味を添える。
フランス料理を食べているという実感

 

チーズ
ミモレット
ロックフォール
エポワス

 

バニラとミルクのアイスクリーム

カボチャの甘味も印象的。

 

グレープフルーツのプリン

 

エスプレッソ

 

丹波の小豆と洋梨のミルフィーユ

このサクッと感は見事。

 

 

料理一皿ひと皿の完成度の高さ
シェフとスタッフの無駄のない的確な動き
それがあって生まれる料理。

 

 

フランス料理がチームの料理であることがわかる。

 

 

「御影ジュエンヌ」
神戸市東灘区御影3-1-4 Mパレ御影 1F
078-854-4393

 

 

【NEW】
Web連載「amakara.jp」=====
門上武司のグルメ旅「皿までひとっとび」
門上武司の旅vol4:岐阜駅前の“熟成肉研究所”『焼肉 旬やさい ファンボギ』へ。
門上武司の旅vol5:“総合芸術の日本料理”を志向する新鋭、岐阜『日本料理 白日』へ。

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====

森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
森 義文(part1) – YouTube

兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube

堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
堀木 エリ子(part 1) – YouTube

西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
西田 稔(part 1) – YouTube
======協力:株式会社マイコンシェルジュ

投稿者 geode : 10:00