2018年08月31日

「ギャルリ百草」 岐阜・多治見・ギャラリー

岐阜県多治見市。
今夏、何度も日本一気温の高い都市としてメディアで紹介されたところだ。
覚悟をして出かけた。しかし、運よく28度という気温。

麻のジェケットを脱ぐことなく多治見駅からタクシーで「ギャルリ百草」に向かった。
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ここは安藤雅信さんと明子さんの二人が営む。
雅信さんは人気の陶芸家、明子さんは服飾のデザイナー。
二人の審美眼とネットワークの広がりは素晴らしい。

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2018年08月30日

「天麩羅 佶祥」 大阪・中崎町・天麩羅

大阪・北、中崎町の町家でひっそり営みを続ける「天麩羅 佶祥」。

ここは紹介制の店。カウンター7席。
初めての店はやはり緊張感を覚える。
町家なので厨房をあまり大きく取ることは難しい。
その中で無駄なく動く店主の姿に釘付けになる。

まずは冷製トウモロコシの茶碗蒸し。
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本来温かいと思っている茶碗蒸しが、この季節冷製で出てくると気分が高まる。

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2018年08月29日

「割烹 市川」 京都・間之町二条・日本料理

「割烹」とは
これまで、カウンターがあり、そこで料理人と話しながら献立を決めてゆくという定義があった。
だが、割烹と評される店のほとんどはコースというのが現状。
もちろん、単品を出す店も少しずつだが増えている。
とはいえ、素材の名前だけが書いてあり、調理方を相談しながら献立を決めてゆく姿は見当たらない。

間之町二条にある「割烹 市川」に伺った。
今年の2月3日開店。カウンター8席、奥の部屋に4人がけのテーブル2つ。
当日予約であったので、奥のテーブル席。
こちらには以前「クレメンティア」というイタリアンがあった。
その床のタイルが高価でかつ日本料理にもフィットするので、床材だけは残し、あとは改造したのだ。

おまかせもありだが、単品の注文にした。
まず先付けがきた。
ほうれん草と松茸のおひたし、鱧の子の玉じめ。
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おひたしは適度な酸味があり、蒸し暑い夏の夕食の始まりにはいい感じ。

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2018年08月28日

「馬鹿坊」 大阪・中崎町・中華料理

「馬鹿坊」と書いて「ばかぼん」と読む。
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堂山町から天神橋6丁目に向かう道路沿にある。
夜は四川料理の店だが、昼間はラーメン店として営業する。
この日は、昼のラーメンを食べに行った。

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2018年08月27日

「肉洋食オオタケ」 京都・川端二条・洋食

無性に洋食が食べたくなる時がある。
「肉洋食オオタケ」の話を耳にした。
その翌日出かけた。

場所は川端二条を東に入った北側、じつにこじんまりとした店舗だ。
前の道路に黒板があり、そこにメニューが記されている。
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2018年08月24日

「祇園 末友」 京都・祇園・日本料理

祇園に「末友」が店を構えて来年で10年を迎えるという。
建仁寺の南門前、八坂通りに面している。
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直前の予約であったので、二階の座敷に入る。
まだ新しい感じを受ける。
「今年の6月に二階の座敷ができました」とのこと。

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2018年08月23日

「spice curry & dining Cumin’s スパイスカレー&ダイニング クミンズ」 京都・姉小路・カレー

いま、大阪はスパイスカレーが話題になっている。
確かに、独自のスパイシーなカレーを提供する個店が多い。
京都の街も、結構カレーを提供する店がある。
いわゆるスパイス系からインドカレーを供するところ、そして洋食の流れをくむところも目立つ。

姉小路通りに面したビルの二階にある店を発見した。
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「spice curry & dining Cumin’s スパイスカレー&ダイニング クミンズ」とある。

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2018年08月22日

「竹香」 京都・祇園・中国料理

京都には「京都の中華」というジャンルが厳然と存在する。
京風中華と呼んだり、舞妓中華などと呼ばれることもある。

祇園にある「広東御料理 竹香」もその一軒だ。
このところなぜか「竹香」のことが気になっていた。
友人にもその話をしていた。

10年ぶり、いやもっとご無沙汰かもしれない。
一階はテーブルと小上がりで予約を取らない席、並んだ順番に座る。
二階は座敷で予約可能、そしてコースのみ。
この日は一階でおよそ20分強待ち。

厨房に近いテーブル席に座る。
最初からやき豚と春巻き、すぶたは決まっていた。

まずはやきぶた。
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これが想像よりさっぱりしている。
そしてやや甘味も感じる。まさに京都を感じさせる。

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2018年08月21日

「コシモ・プリュス」 兵庫・芦屋・フランス料理

「コシモプリュス」の小霜シェフは、
以前京都で「ドゥーズグー」というレストランのシェフであった。

それが芦屋に「コシモプリュス」として移転、大成功をおさめた。
いまは、祇園で「呂色」というレストランでシェフとして料理を作っている。

「コシモプリュス」での食事は久しぶりであった。
若き上地シェフが料理を担当。支配人は変わらず小林さん。

スタートはレモンのコンフィとソルベ。
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やや刺激的な酸味は、暑い夏にはとても効果的だ。
ビジュアルも含め、心地の良い始まり。

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2018年08月20日

「MOTO COFFEE」 大阪・北浜・コーヒー

中之島の夕焼けは美しい。
この界隈を夕方歩くと、そんな印象を覚える。
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2018年08月17日

「洋食おがた」 京都・柳馬場御池・洋食

洋食いう響きが食欲を刺激する。
と、感じるのは僕たちの世代だからなのだろうか。

日本で生まれたジャンル。
基本は白いご飯と、一緒に食べる料理。これは口中調味という日本ならではの構成。
ご飯という主食があり、おかずとともに食べるという歴史がある。

洋食はスタイルを真似ながらも、どこか新しいカテゴリーのような気もする。
ともあれ、洋食に惹かれることは間違いない。

フランス料理と洋食を学んで緒方博行シェフは、
常に自分の作る料理を見つめ、前に進むことしか考えていない。

そんな「洋食おがた」のチャレンジするメニューをしっかり味わった。

唐津のゴーヤの白和え
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てっぱいは、カサゴ。
いきなり和のテイストで攻めてきた。

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2018年08月16日

「MonoArt coffee roasters」 京都・四条木屋町・コーヒー

今年の夏は暑い。
コーヒー店に入る。

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頭は熱いコーヒーを飲みたいのだが、身体と気分は冷たいコーヒーを望んでいる。

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2018年08月10日

お休みのお知らせ

いつも門上武司のおいしいコラムをお読みいただき
ありがとうございます。

明日 8月11日より8月15日まで、
コラムはお休みとさせていただきます。

8月16日より再開いたしますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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2018年08月10日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

ここを訪れた人がほぼリピーターとなる。
よって予約が取りづらくなるのだ。

ここで食事をすると定番メニューの力を知る。
定番が出てこないと、どこか寂しい。
そして一品ぐらいは、新作がないと、これまた寂しい。
食べる側は、まことに勝手なものである。

スタートは定番のナムル15種。
万願寺唐辛子、セロリ、春菊、豆もやし、クレソン
人参、韓国かぼちゃ、ミョウガ、茄子、加賀太キュウリ
いんげん、まこも茸、ミツバ、ジャガイモ、ミニオクラ。
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これだけ並ぶと圧巻。
一気に気持ちを掴まれる。

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2018年08月09日

「Droit ドロワ」 京都・寺町荒神口・フランス料理

シェフがまた一人になってしまった。
フランス人サービスがいなくなってしまった。

スタート時点と同じ状況である。
スタッフは多いにこしたことはないが、
なぜかここでは森永シェフ一人というスタイルに慣れているような気もする。

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2018年08月08日

「成生」 静岡・鷹匠・天ぷら

訪れる度に新たな発見がある。
変化と進化を繰り返す。
食べ終わった後は豊かな気分になる。

まずはカンター後ろに置かれた野菜を見る。
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季節を眺め、この日の野菜がどのようなスタイルで供されるか想像するのが楽しい。
賀茂茄子がある。落花生もある。

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2018年08月07日

「このは」 大阪・本町・日本料理

「このは」が肥後橋から移転して4年になる。時の流れは早いモノだ。

いまは、主人の田中勝美さんと奥様、女性スタッフが2名。
女性が多い職場である。
それが店の雰囲気を作っている。

この日は14名。カウンター、小上がり共に貸切状態。
天ぷらを主体とした食事会となった。

「先付と椀物以外は天ぷらにしました」と田中さん。
頼もしい。

鮑にズイキ、ミョウガ、出汁のジュレ
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酸味がなんとも軽やかで食欲を心地よく刺激する。

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2018年08月06日

「コホロエルマーズグリーンコーヒーカウンター」 大阪・淀屋橋・コーヒー&ギャラリー

この季節は氷がたべたくなる。
エルマーズグリーンというお気に入りのコーヒーカウンターで期間限定の氷が始まった。
先日かき氷の機械を見たときは「明日から始まります」というインフォメーションであった。

少し時間が取れたので、出かけた。
カウンターで案内を見る。
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熊本県水俣市の天の製茶園さんの粉末緑茶を使った自家製シロップ
岐阜県柳ヶ瀬のツバメやさんの粒あんこをたっぷりのせた和のかき氷です。
氷は谷町筋にある製氷店とか。

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2018年08月03日

「番屋 燁」 大阪・堺筋本町・日本料理

最近お気に入りの居酒屋「番屋 燁」。
本町界隈のビジネスマンにとってありがたい存在である。
店内はU形のカウンター。そんなに大きくない店内に、いつも多くのお客さんが集まる。
それだけで雰囲気が盛り上がる。

この日は4名で21時過ぎから。
いつも頼む 鶏肝旨煮から始める。
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肝自体の良さもあり、そこに出汁の味をどう含ませるか。
これは料理人の腕だ。味わい、食感など。
食感も火入れの時間によって左右される。しっとりした歯ざわりも見事だ。

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2018年08月02日

「にしの」 大阪・京町堀・日本料理

すっきり伸びたカウンター。
夫婦二人に若い女性スタッフが一人。
このチームワークが微笑ましい。

7月という季節を意識した先付から始まる。
梶の葉である。
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中にはとろろ豆腐、ウニに素麺かぼちゃ、オクラ、赤と青のパプリカが入り、山葵のジュレがかかる。
爽やかであり、印象深い。

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2018年08月01日

「おさむちゃん」 大阪・堺・焼肉

大阪では「ちゃん」のつく焼肉店が話題になりつつある。
「まさちゃん」「おさむちゃん」「つねちゃん」など。
いくつか共通項がある。狭小の店舗、個性的な主人などなど。

ここ堺の「おさむちゃん」は中でも予約の取りづらい店の筆頭だ。
一日三回転というのにはいつも驚かされる。
この日は7名の宴席だ。男性5名、女性2名。
おまけにここは3.3坪である。

まずは自家製キムチから
ピオーネ、ハクサイ、キュウリ、トマト、アボカド、トウモロコシ。
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