2018年03月30日

「肉専科 はふう本店」 京都・麩屋町夷川・洋食

「肉専科 はふう」が誕生してまもなく20年を迎える。
大西料理長と話していたのだが、なんと時の流れの速いことか。
これまでハンバーグ、ステーキ、すき焼きなど多種のメニューを食べた。
ランチに限っては、ハヤシライスが一番多いかもしれない。

壺に入った牛肉の分量が半端ではない。
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まさにごっそり入っているという表現がピタリとくるのだ。
極端なことを言えば、途中でまだ入っているのかと考えてしまうほどである。

長年作り続けてきたソースと牛肉の相性の良さに舌が踊るのだ。
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これを食べると白ご飯を食べるために生まれたのではないかと思ってしまう。
日本が生み出した洋食の極みとも言える一皿である。

これを食べるたびに「お値打ち」とはこのようなメニューのことを指すのだろうと思うのだ。

「肉専科 はふう本店」
京都市中京区麩屋町通夷川上ル笹屋町471-1
075-257-1581

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2018年03月29日

「鳥匠 いし井」 大阪・福島・焼き鳥

大阪・福島は焼き鳥屋激戦区である。
ここ「鳥匠 いし井」は名店「あやむ屋」出身で開店2年目を迎える。
気になる存在であったが、ようやくその暖簾をくぐることになった。

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カウンターがすっと伸びる。個室もあるが、この日はカウンターとした。
その風情は、まるで割烹のような感じを受ける。
主人の石井吉智さんは、和食の経験もありの料理人である。

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2018年03月28日

「杦 SEN」 京都・五条柳馬場・日本料理

「ろはん」で料理長を勤めた杉澤健さんが、自店「杦 SEN」を3月20日に開店された。
二年のブランクがあるにもかかわらず、開店祝いの花の多さは、杉澤さんの人気をうかがわせる。

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献立はコースとアラカルトあり。これは嬉しい選択だ。
この日は、アラカルトのメニューから好きな料理を伝え、コースを組んでもらった。
こういうフレキシブルなシステムが今の時代に受け入れられるのであろう。

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2018年03月27日

「日本料理 藤井」 京都・浄土寺・日本料理

京都は鹿ケ谷通りにこの2月のれんを掲げた「日本料理 藤井」。

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以前「ビーニ」というイタリア料理店があった場所だ。
店主は藤井孝之輔さん。「和久傳」「水円」を経て独立を果たした人物。

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2018年03月26日

「パトゥ」 神戸・中山手・フランス料理

何年ぶりだろう。

赤ピーマンのムースを食べたのは・・。

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このメニューはパリの「ヴィヴィロワ」で生まれ、
ベルナール・パコーさんの「ランブロアジー」で
世間に広く知られ、一世を風靡した。

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2018年03月23日

「ENEKO東京」 東京・西麻布・バスク料理

バスク地方で三つ星を獲得しているレストラン「アスルメンディ」の
エネコ アチャ アスルメンディがプロデュースするレストラン「エネコ東京」。

ここが発信したいことは3つ。
1つ目は、日本の食材を使用し、その魅力を伝えること。
2つ目は、日本の四季を感じられ、エネコ・アチャの料理を楽しめるバスクビストロスタイル。
3つ目は、「食べる」ことの喜びを超える「エンターテインメント」を楽しめるレストラン。

このコンセプトが生きるレストラン。
まずは一階の庭園のようなスペースでアペリティフと前菜を楽しむ。

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その前菜もバスケットに入って登場である。

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2018年03月22日

「モリエール」 北海道・札幌・フランス料理

「モリエール」のオーナーシェフ・中道博さんは、尊敬する料理人である。
単に料理が優れているというのではなく、レストランのオーナーとして人間として守るべきことから、
料理を作る、人を育てるということも含め、素晴らしい行動をする料理人とも言える。

偶然にも九州で知己を得た。
以来、何度か会話を交わし、レストランにも足を運んでいると、
自然に中道さんの世界観にどっぷりはまって行くのであった。
東京都という日本の中心地ではなく札幌という地方都市でフランス料理店を営む時に必要なことは何か、
明確な指針を持っておられるがすごいと思った。

フランス料理にそう関心のない人物と同行しても
「ここはいいですね。また来たいです」とリクエストされるぐらいだ。

昨年同様、雪の多い季節に訪れた。

熱々のごぼうのスープから始まる。
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寒い季節に熱々のスープは食べる側に気持ちを和らげる。

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2018年03月20日

「このは」 大阪・本町・日本料理

「このは」が肥後橋から本町に移ってから数度出かけている。

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訪れるたびに進化著しい。
それは、天ぷらに顕著だ。

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2018年03月19日

「COMMUNICO コムニコ」 奈良・東生駒・イタリア料理

オープン間もない奈良・東生駒のイタリア料理「COMMUNICO コムニコ」に足を運んだ。
以前は「アバロッツ」というレストランで、そのシェフを勤めていたが、この度独立となった。
奈良というエリアを中心に近隣の生産物を使うことを旨とする。

始まりは
黒米のクレープに鴨のレバームース
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2018年03月16日

「レストラン乃呂」 大阪・東心斎橋・洋食

大阪ミナミ。
今は東心斎橋という地名だが、かつては周防町と呼び、
アメリカ村に対してヨーロッパ通りと名付けられたこともあった。
おそらく30年以上も前のこと。

その頃知人に連れて行ってもらった洋食店が「乃呂」である。
当時珍しかったあんこうの肝のソテーが記憶に残っている。
いわばフォアグラのような気分で食べていた。

この日は10名の会食。

稚鮎と菜の花の前菜から。
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稚鮎のほろ苦さが春を感じさせる。

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2018年03月15日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

何度、このナムルの料理をアップしたことだろうか。

この日は5名の会食。うち3名は「ほうば」初体験。
このナムルが登場したところで「これはなんですか?」という声が上がり、
一口食べて「野菜の味が本当によくわかる。素晴らしい!」となる。

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韓国かぼちゃ、金針菜など個性ある野菜が揃う。
ここで一気に「ほうば」の世界に足を踏み入れ、その心地の良さにうっとり。

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2018年03月14日

「デリシャス」 大阪・服部天神・ステーキ

ここの存在を知ったのは心斎橋にある「でりしゃす」という鉄板焼きの店からである。
ひらがなの「でりしゃす」は「デリシャス」の息子さんの店だ。
息子さんは吉原昭さん。
「父親の背中をずっと見ています」と話す。その背中が「デリシャス」である。

鉄板焼きの店だが、店内の壁には宝塚歌劇団御用達であることが瞬時に理解できるポスターなどが貼ってある。

ここではハンバーグを頼まなけばならない。
鉄板の上に置かれただけで、他のハンバーグとは異なることがわかる。
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2018年03月13日

「ル・ミュゼ」 北海道・札幌・フランス料理

札幌の1つ星レストラン「ル・ミュゼ」。
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シェフの石井誠さん。
2月上旬の記録である。

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2018年03月12日

「蕎麦 若木」 大阪・江戸堀・蕎麦

この店との付き合いは長い。30年以上になる。
いつもは「ひるげ」という季節ご飯に卵焼きが付くセットである。
この日は12名の食事会。
河内鴨と蕎麦がき、クレソン鍋とした。

まずはつまみ3種。
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卵焼き、板わさ、佃煮。
これは酒の肴である。
気分が徐々に乗ってくる。

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2018年03月09日

「ヴェルミヨン マホロバ」 大阪・東心斎橋・フランス料理

男性が10人ばかり集まり、食事をする。
年齢は全て50歳オーバー。フランス料理である。
どちらかといえばクラシックな料理に反応するメンバーだ。

そこで訪れたのが「ヴェルミヨン マホロバ」である。

苺のガスパッチョ ホタテとムール貝のタルタル。
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苺のガスパッチョのほのかな甘さは新鮮であった。
インパクトありのアミューズ。

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2018年03月08日

「馳走 いなせや」 京都・三条柳馬場・日本料理

小粋な居酒屋「馳走 いなせや」が1月から朝食を始めた。

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「一汁十菜」京名物つくしの朝ごはんである。
京都は旅人も多く、和洋に関わらず朝食を提供する店が増えた。
旅人だけでなく、一般の人たちもたまにはそのような店を利用したい気分になることもしばしばである。
楽しみに、朝9時の回に出かけた。

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2018年03月07日

「遊形サロン・ド・テ」 京都・姉小路通・カフェ

「遊形サロン・ド・テ」は、俵屋旅館プロデュースのカフェである。

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つい最近、コーヒーが変わったとの情報を得た。

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2018年03月05日

「チェンチ」 京都・岡崎・イタリア料理

ここ「チェンチ」で食べるたびに、料理のジャンルとは一体なんなのだろうと考えてしまう。
イタリア料理という看板は掲げているが、かなり和食・それも京都で料理を作ることの大切さというか、京都の空気を感じる。

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坂本健シェフの出身「イル・ギオットーネ」の笹島保弘シェフが「京都イタリアン」というジャンルを確立したことに、影響があるのかもしれない。
だが、笹島さんとのアプローチは相当異なる。
京都の素材を使うことから始まり、「何故、京都なのか」「京野菜の特質はどういったものか」などの疑問を持ち、そこれら発想することが大切だと考える。

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2018年03月05日

「齋華」 京都・泉涌寺・中国料理

立地が飲食店の最大条件ではないことを教えてくれる。
泉涌寺の山門を入ってゆき、住宅地の中にポツンとある。
昼間でさえ、人通りがあるところではない。
だが、満席が続く。もちろんカウンターだけ10席のサイズだが、それでも満席が続くのはすごいことだ。

主人にして料理人の齋藤博人さんは祇園の「婆娑羅」という中華料理店で料理長を勤めたのちの独立である。
毎年、四川まで研修の旅に出かけるなど常に探求する気持ちを忘れない料理人だ。

この日はランチであった。
鯛とウニ。双方を昆布締めしてある。
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そこに四川の椒麻ソースがかかる。ややピリッとした香りがいい。
いきなりテンションの上がる一皿である。

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2018年03月02日

「老松 喜多川」 大阪・西天満・日本料理

西天満界隈が面白い。
新進気鋭の料理人が、元気である。
その一人「老松 喜多川」の喜多川達さん。
2012年開店なので6年の歳月が流れる。
カウンターと個室があるが、カウンターの醍醐味は素敵だ。

この日は白子のフライから始まる。
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水菜とキャビア。あたたかな前菜の大切さを知る仕事。

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2018年03月01日

「Walden Woods Kyoto」 京都・渉成園・カフェ

昨年末にオープンしたカフェ。
六条通りより少し南。周りに飲食店が点在するエリアではないが、多くのお客さんが訪れる。
古い家をリノベーション。ファサードも店内も真っ白である。

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ウォールデンという店名はかつてD・ヘンリー・ソローという作者が記した「森の生活 ウォールデン」からの発想である。自然の中で暮らすことから見えてくるコトやモノを書いた内容だ。

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